松坂って実は調子が悪い方が勝てる?
8死球で勝ちましたよね。
苦しんでいるときに勝てて、前回ベストピッチのときは勝ちが来ない。
去年もそんな試合が多かったんですけど、そういう運命なんですかね?
回答
松坂投手に限らず、調子が悪い方が勝てる事が多いと思います。
「調子が悪い=自分の思った球が行かない」であり、「打たれる=調子が悪い」ではないので悪しからず。
私も高校野球時代経験があります。今日は体が重くて良い球行かないな〜なんて時は不思議と抑えれます。
逆によく腕が振れて気持ち良く投げれる時はパカパカ打たれたりするものです。
これは何故か。
「1.調子が悪いから(悪いと思うから)、打たれないように丁寧に投げるため。」
今日は球が行かないから、低めに集めて慎重に投げようと意識し、上手く行く事があります。
いくら調子が悪くたって、プロなら低めに集めたりストライクを取るコントロールはできるはずです。
強気なピッチングをせず、丁寧に打ち取っていけばリズムができ、少々点を取られても味方が打ってくれたりする事も多いです。
「2.自分が思うところに投げれず、球が散るため、打者が狙い球を絞れず打たれない。」
今回の松坂投手なんかはこっちの要素が強そうです。松坂投手は元来球の力はあるため、少々調子が悪くても打ち取れる力があるはずです。
四死球が多いのはコントロールが定まって無いわけですが、つまり荒れ球で狙われにくいと言うわけです。
更に、四死球が多いと味方のリズムも狂って普通はダメなんですが、今回は相手のリズムを崩す事ができたんだと思います。(これは稀)
「3.データが裏目に出る。」
某野球ゲームではないですが、変化球の変化具合とか球筋とかが調子によって変わる事によって、
打者の思っていないような球が来て打てないなんて言う事もあるかもしれません。
155km/hの球が来る!と思って待っていても、145km/hの球しか来なければ打てませんしね。
変化球も思ったより変化しないとなかなか打てないものです。
「4.試合が荒れる。」
ベストピッチで0行進の時は、味方も打てない事もあります。
流れが0行進になってしまうため、どっちも打てない、それが野球の重要な流れと言うものです。
と言う事は、調子が悪くて打たれてしまった場合、味方も大量点をとってくれる可能性もあると言う事です。
こう言う時は、打力のあるチームは有利と言う事です。松坂投手はこれも有利な点です。
逆に、「調子が良い=自分の思ったような球が投げれる」時は、良い球が行くからと強気に攻めて打たれたり、
コントロールが定まっていたら、狙い球を絞られたりと、そういう勝てない要素もあると思います。
調子が良くて勝てる時は、球の力が勝っている場合ですね。
ストレートの球速の速さを速くする
野球で、ストレートの球速の速さを速くするにはどうしたらいいんでしょうか?自分はのびのある球が投げたいです。
中学生でだせるとしてもどれくらいですか?
回答
投げるという動作には四つの身体の部署が大きく係わります。 両手と両脚です。 その中でも投げる方の手(利き手)と両脚については説明の必要もありません。
ところがこの四つの中でグルーブを持つ方の手の役割は殆ど説明されて来ませんでした。 《オフアーム》であるこの手の使い方がわかったら、誰でも100マイル(時速161km)の速球が投げられるようになります。 それほどにこの腕の使い方は難しく、ここに極意が隠されているのです。
去年、大リーグにデビユーしたピッチャーがいます。 身長175cmと小柄なのに、軽々と160kmの球を投げるのです。 彼のピッチィングフォームを見たら、ダルビッシュも松坂大輔も素人だなとわかりますよ。 オフアームの使い方がまるで違うのです。
山口高志のストレート
山口高志投手のデビュー当時(最盛期と言われた頃)を知りません。
当時のプレイヤーは「160km/hはでていた」、「終速150km/h」と評すほどの山口高志さんのストレートですが・・・
クルーンとどっちが早かったですかね?
回答
オールスターだったか、日本シリーズだったか、忘れましたが、テレビ中継を見ていた時のことです。山口高志がリリーフで登板、第一球、高めの速球を投じたら、スタンドの観衆から「おおっ!」という驚愕のため息の声が一斉にあがり、それが中継音声でしっかり聞こえてきました。
球速があまりにも速く、しかもホップしているのが、遠目・素人目にもはっきり分かったからです。これぞ、豪速球!でした。
翻って、スピードガンが存在する現在、数字上150km以上の速球を投げる投手はたくさんいます。最近球場に出かけて見たなかでも、藤川・久保田・クルーン・林昌勇などは当たり前のように150km超の速球を投げていました。
でも、それはスタンドの観客にしてみれば、スコアボードの球速表示を確認して初めて分かることで、投球を見ただけで、これは凄いっ!とびっくりするほどのレベルではありません。
藤川が絶好調のときにたまに投げることができるホップする速球で、山口高志の域に8割がた迫ってるかな、という感じです。クルーンは初速100マイルかもしれませんが、球に伸びがないので、見ていて速く感じません。
そういう意味では、質問者様がおっしゃる当時のプレイヤーの評価は感覚的に正しいと思います。もちろん、スピードガンのない時代のことですから、検証するすべはありません。
でも、スピードガンにしても、球場によってスピードの出方が違いますし(クルーンがいた横浜スタジアムは他球場より明らかに数値が速めに表示されていた)、単なる目安に過ぎません。
そんな目安は関係なく、見ている観衆までもが「これは別次元の豪速球だ!」と感じる”見ただけで凄い球”を山口高志は投げていました。それは上に挙げた現在の速球投手たちより明らかに上といえるものです。
松坂投手の投球フォーム
松坂投手のピッチングフォームを見ていて気になることなのですが、左足が着地した時の左肩の高さが右肩よりも上にあります。
両肩のラインより左肩の位置が上にあるということは、そのままボールを投げると高めにボールが抜けるし、また右肩にとっても負担の大きい投げ方であると野球教本にあります。
実際、ダルビッシュ投手にしても岩隈投手にしても、左足が着地した時の左肩は右肩より下、もしくは同じ高さにあります。
それにも関わらず松坂投手があのような投球フォームで、成功をおさめているのはなぜなのでしょうか。
回答
時期的な問題もあるんです。
今が松坂投手のベストなコンディションではない。
それこそ自分の状態を含めて多少肩の位置やリリースを変える事で、ボールのすべりを矯正したり、変化球をコントロールしている。
シーズンが始まって中4で投げ込んでいくとまた違った形になるんですよ。彼自身は強い上半身とそれを支える下半身の並々ならないバランスがあって彼のパワーピッチを支えていますからね。
同じ様に人が真似しても同じようには投げられない。だから特別なんですよね。ここ数試合ではやはりスライダーがあまりコントロールできてない状態だったために、そのコントロールを軸にしたフォームに変えている。その分以前のような150近いストレートは今は敢えて封印しているというか。
そういう体調や肩の調子で修正できるのが彼がエースたる所以なんでしょうね☆
松坂投手のピッチング
日本にいた時は決め球にフォークが多かったように思いますが、
アメリカではあまり投げません。
どうしてでしょうか?
回答
あくまで推測ですが、松坂投手にはフォークのほかに、
キレのあるスライダーとシュートがあります。
アメリカではストライクゾーンが日本に比べ、アウトコースが広く判定されます。
なのでより広いアウトコースを生かすため、
右打者に対してスライダーを外に投げたり、
左打者に対してシュートを外に投げたりします。
要するに、メジャーのストライクゾーンの広い横幅を有効に使おうとしているわけです。
松坂投手のスライダーはツーシームジャイロに近いもので、
急激に外に逃げながら落ちる変化をします。
恐らく、メジャーでもトップクラスのスライダーでしょう。
シュートも、ストレートに近い球速で打者の手元で曲がるので、
空振りもとれるし、打ち取ることもできます。
右打者をインコースのシュートでバットをへし折ることもよくあります。
メジャー特有のストライクゾーンの長所である、
インとアウトを有効に活かせるピッチングスタイルに変えたんだと思います。
フォークよりも、スライダーの方が明らかにレベルが高いですし。
ちなみに、松坂投手はサークルチェンジというチェンジアップが投げられます。
同僚の岡島投手の決め球がチェンジアップであるように、
メジャーではチェンジアップがとても有効なので、
フォークよりもサークルチェンジを優先するようになっているのかもしれません。
もしかしたら、ボールの質が影響している面もあるかもしれません。
一年目は日本の公式球とメジャーの公式球の指への掛り方の違いで、
スライダーのコントロールに手こずっていました。
メジャーの公式球が松坂投手のフォークとの相性が悪く、
フォークを減らしているということも考えられると思います。