ピッチャーの投げ方と松坂大輔

松坂大輔の投球フォームと投球技術と投球術

 

松坂大輔の「投球フォーム」と「投球技術」と「投球術」のどこがスゴイか、少し学術的な感じで教えていただけませんか?

 

 

 

 

 

 

回答

 

 

松坂選手の球種別被打率は。

ストレート・222 日本プロの平均・280 メジャー平均・293

カーブ・176 日本平均・254 メジャー平均・228

スライダー・173 日本平均・246 メジャー平均・236

カットボール・227 日本平均・272 メジャー平均・263

フォーク・170 日本平均・215 メジャー平均・211

チェンジアップ・231 日本平均・259 メジャー平均・270

 

このように、どの球種も平均より下という結果です!!

これは相当すごいことです。

そしてなにより、松坂選手の1試合平均投球回数が7・45回と、

8回近くまで放ってます、完投数が多いわけです。

それと、球種によって細かな変化をさせていますので、松坂選手には11種類もの変化球があることになります。

 

 

松坂大輔の投手技術論は(1)力と制球力のある速球と、(2)ジャイロボールに特徴を有している。

 

その中から要点を抜粋し、要約すると、

 

His fastball is in the mid to lower 90's and he's been known for consistant control.  This is something few power pitchers in MLBB have.  Which means he's a Control Pitcher with Power.

 

彼の直球は90〜95マイルとMLBでは中の上の速球投手であるが、首尾一貫した制球力を持っている。 これはMLBでは希少価値を持った存在となる。 パワーとコントロールを兼ね備えたピッチャーである。

 

The Gyro Ball, believe it or not, has been thrown in the US already. Mostly on accident. The barrell rolling spin of the pitch makes it move like a crashing wave.  Left handed batters will see this movement as if it were a slider from a left handed pitcher.

 

彼の投げるジャイロボールだが、アメリカでも殆ど偶然であるが、投げているピッチャーは存在する。 酒樽が転がるようなスピンの掛かったボールは波の砕け散るような動きをする。 これは左バッターから見ると、まるで左ピッチャーが投げるスライダーのように見える。

160キロを投げる小柄な大投手

 

今大リーグで注目を浴びているティム・レンスカム、176センチ、76キロと、最近日本人投手でも珍しい小柄な投手。

 

見た目では160キロを投げるようには思えない。ステップ幅が以上に長く、体重移動も速い、ですが、少し気になったことがあります。これだけステップ幅が広いのに、どうして日本人投手のように重心が低くないのでしょうか? 重心が低ければ、藤川球児のように、リリースを前にできると思うのですが。それとリリースの後の伸びきった足、これは投球に影響するのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

回答

 

 

彼はアメリカでは珍しいほど小柄なピッチャーです。 彼のダイナミックなフォームはオフアームの鋭い動きが引き出しています。 

 

グラブを持った方の腕をきっちり折り畳んで、肘(ひじ)を鋭く後ろに引く動きが特徴です。 これをピッチングのメカニックの教本は

 

『肘を折り畳んで、鋭く後ろに引き、あなたの左後ろに立っている架空の人物に思い切り肘鉄砲を食らわしてあげなさい。』

 

このオフアームの動きがリンスーカム投手のダイナミックなピッチングフォームを生み出しているのです。 

 

投球動作は利き腕と両方の脚が重要な役目をしています。 投球動作を交響楽に例えると楽器の役割に相当します。 そしてオフアームはこの三つのパーツ相互の動きを調整する役目、即ち交響楽団の指揮者の役割を担っているのです。 

 

このオフアームを鋭い引きが生み出す躍動感溢れる投球フォーム。 日本で言えば良いときの松坂大輔、往年のザトペック投法と言われた阪神タイガース村山実投手が思い出されます。 

 

親指を曲げて握るストレートの握り方

 

 

僕は、親指を立てて握ると、どうしてもリリースで親指に力が入ってしまうので、親指を曲げて握る方法に変えようと思っています。

 

握りの深さや親指の置き場所が分かりません、教えてください。

お願いします

 

こういう握りをする投手は斉藤隆、松坂大輔、涌井選手がいますよね。

 

 

 

 

 

 

回答

 

 

>違いますよ、ストレートの握りは一人一人違います。

もちろん違います。

指の長さ、フォームも人それぞれですから。

あくまで親指を曲げるというのは基本なので。

 

あなたの年齢体格フォームにもよると思いますが、変えた方がいいでしょう。

で親指を曲げて隙間空けないと十分回転がかからずツーシームになったり

すると言われています。

 

松坂投手のあれはジャイロといわれているので参考にしない方がいいと思います。

 

またたしか藤川投手はスライダーのような握りでストレートをなげているんだった

気がします。あれは軸を作るのが難しいです。

 

深く握ると球の回転数は減りますがコントロールが良くなると聞きます。

 

画像はダルビッシュのツーシームです。うまく見れるかわかりませんが。

外出中のためケータイでこの画像しか探せませんでした。すみません。

でこれけっこう深い握りですよね?

たぶん高校生くらいがストレートの握りでこの深さで握ると投げやすいですが回転が少なくツーシームのような変化もしないと思います。

結果棒球になります。

 

>あんなに深い握りだったらテークバックなどで力が入りませんか?

力入りますし、回転がかけにくいです。

江川卓ってすごいんですか?


松坂、ダルビッシュ、岩隈、日本が誇る三本柱と比較して全盛期の江川卓の能力はどの程度なのでしょうか。

いまだにストレートの威力ではナンバー1と推す人が多いようですが。







回答



江川投手には様々な伝説がありますが、その多くが彼の直球にまつわるものです。

・高校時代に既に150km/hを超えていた。
・プロ入り後のある試合で試合開始から直球のみを投げ続け、7回まで押さえた。
・全盛期の落合曰く「日本で一番威力のある直球。何故あんな投手が打たれるんだ」。
・直球の初速と終速がほとんど変わらなかった(打者からは恐ろしく伸びるように見える)。

江川投手は基本的に直球とカーブだけしか投げられなかったそうです。しかも大学時代に右肩を疲労骨折しており、プロに入った時点で既に盛りを過ぎていたのでは、という意見もあります。そんな彼が、実働わずか9年で135勝72敗という成績を残したのですから、その資質は底知れないものがあったのでしょう。

あくまで私見ですが、江川の投手としての器はダルビッシュや岩隈を軽く凌駕し、松坂をも上回るでしょう。
高校野球のあるベテラン監督はこんな事を言ったそうです。
「松坂に対しては、どうやって打とうかと考えていた。江川に対しては、どうやってバットに当てようかと考えていた」

球速は体重に比例しないのでしょうか?

 

どうして球速は体重に比例しないのでしょうか?

 

重量挙げなどでは、体重で上げる事の出来る重量が決まっていると言っても過言では無いほど、顕著に体重に比例した結果が出ます。

 

少なくとも、世界大会で56kg級の記録が+105kg級を上回ることなんてありえません。

普通は綺麗に階級毎に記録が並び、ごく稀に1つ上の階級より記録が上回る事がある程度です。

 

投擲競技は重量別ではありませんので、

もはや巨漢か室伏選手のように筋肉の塊のような人以外は通用しません。

 

これに対して、野球の投手の球速は殆ど全く体重に比例していません。

制球力やスタミナの問題がありますので、

プロ選手として通用するかどうかはさておき、

アマチュアなどでも、巨漢マッチョでスピードだけは世界レベルなんて人が170Km/h出したなんて話も聞きません。

松坂が156Km/h出しますが、力だけなら倍ぐらいある巨漢マッチョはごろごろいます。

そういう人が投げても156Km/hなんて出ないですよね。

 

ノーラン・ラアイアンにせよ、松坂大輔にせよ、180cm台、80kg台と普通に均整のとれた体で巨漢ではありませんし、必要以上にマッチョでもありません。

MAX158km/h投げるという五十嵐亮太に至っては178cm、74kgです。

 

なぜ、ここまで球速が体重に比例しないのでしょうか?

どんなに鍛えても筋肉では球速を出す事が不可能なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

回答

 

 

最大の要因はやはり、140gというボールの軽さでしょう。この軽さの

ボールを速く投げるためには、単なる筋肉の動きだけでは足りず、ヒジ、

手首の捻り、そして指先のスナップまでが必要になります。

 

 投球シーンの連続写真を見ると、ボールより先にヒジが前に出ることが

わかります。そうやってヒジ関節や上腕の捻りを利用して加速、最後には

手首のスナップと指先のスナップまで援用します。そのためには各部位の

柔軟さやしなやかさが求められます。

 

 実際、他の投擲競技とピッチャーの違いに、ボールに回転を与えるか

どうかが挙げられます。砲丸投げのように押し出しては、速い球を投げる

ことはできません。スナップを効かして指先まで使うことで初めて回転を

与えられるので、筋肉隆々が有利に働くわけではないのです。

 

 ちなみに球速(遠投力)が求められる競技にはアメフトも挙げられます。

こちらは400gほどのボールですが、他の投擲競技に比べればはるかに軽く、

やはり指先のスナップまで使って投げます。実際、QB にはムキムキタイプは

少なく、背が高くて細めの人が多いですね。その昔、肩の強さで知られた

ランドール・カニンガムというQBは、陸上選手のような体つきでした。

 

 そのアメフトでは、ごく初期にはラグビーと同じサイズのボールを使って

いたのですが、パスを投げやすいように小型化された歴史があります。つまり

投げやすい=球速を出しやすくするためには、握りやすくて投げやすいサイズ

にまでボールを小さくする必要があることを意味しています。

 

 ちなみにハンマー投げでは、7.2 kgの鉄球が遠心力で振り回されることで、

300kg以上の力が掛かります。これに抗するためには当然、筋力も体重も

必要です。やり投げのやりは 800 g に過ぎませんが、投擲フォームを見ても

わかるように、ヒジから投げられるほどには軽くありません。そのため全身を

カタパルトのように使って投げる=体で反動をつけるため、やはり筋力と

体重が必要となります。

 

 それに対して十分に軽い野球のボールでは、助走をつけて投げるよりも、

ワインドアップモーションからカラダの捻りを使って投げるほうが効率的

ですし、球速も出せるというわけです。

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